10000時間の法則と英語

英語

語学はどのくらい勉強すれば、一人前になれるのか?この問いに実体験から答えてみようと思う。

仕事で英語が使えるようになるまで

「仕事で問題なく英語使えていいな」「やっぱり留学しないとダメなのかな?」「英会話ってどう?」などの質問を日々受ける。

私は今はおかげさまで、仕事で問題なく英語が使っているが、もともと帰国子女でもなく、英才教育を叩き込まれたわけでもなく、ごく普通に中学から英語を公立中学高校で勉強し始めた一般的な日本の教育を受けた一人だ。

とは言え、大人になってから留学もしたし、ホームステイもしたし、英会話スクールにも行ったし、オンライン英会話もしたし、海外ドラマで勉強したりもし、一通りの英語学習といわれるものをこなした。ちなみに、最初のとっかかりの段階でお世話になったなと思うのは、Udemyとレアジョブ。

色々周りに英語教材は溢れているし、小さく始めるのはとても良いと思う。しかし、もし、仕事で使えるならそれが一番の近道、これだけは実体験から確信をもっている。

10000時間の法則とは?

マルコム・グラッドウェル氏の著書であり、どのような分野でも、だいたい1万時間程度継続してそれに取り組んだ人は、その分野のエキスパートになるとの経験則である。

私はこの著書に29歳の時に出会った。

当時はコンサルタントとして仕事をしており、リーマンショックの最中で、企業が一瞬にして沈んでいくのを目の当たりにしていた。そして、世界に目を向ける重要さをクライアント企業を通じて理解していた頃だった。

世界で学びたいと思うと、自ずと最初のハードルになる英語力。大学の頃に1年間交換留学をしたことはあったものの、それ以降英語も継続的に勉強しておらず、TOEFLの足きり点に届かないような状態だった。

留学しても結局英語は上手くならない、TOEICも数年前に取った750で大したレベルではない、と半ば勉強を放棄していた時に出会った本書。10000時間ってつまり何時間?と計算すると、1日3時間程度であれば10年間近くかかる計算になる。

そこで、当時、自分の英語学習時間を見直してみた。

中学3年間の英語の授業 --350時間 (2時間/週程度)
高校3年間の英語の授業 --500時間 (3-4時間/週程度)
大学4年間の英語の授業 --900時間 (5-6時間/週程度)
大学時のカナダ交換留学1年間 --2000時間 (全て英語で授業+生活も半分英語)

3750時間程度。5000時間にも全く満たなかったことに気づき、このままではまず量が足りないのだと理解した。

そこから、10000時間を目指し、地道に英語と関わり続けてきて10年、現在18000時間近くになる。振り返ってみて、10000時間のラインがいつ来たのか、今でも覚えているので書き留めておきたい。

”そんなにやらなくてもスキルはつくよ”派の方々がいるのも理解しているが、これは私自身の実体験に基づいているので、理屈ではなく、実感である。

私の実際の英語概算時間と心もち

改めてこれまで英語環境にいた時間を概算として記載したい。

中学3年間の英語の授業 —350時間 (2時間/週程度)

高校3年間の英語の授業 —500時間 (3-4時間/週程度)

大学4年間の英語の授業 —900時間 (5-6時間/週程度)

1つ目のハードル1500時間は、中学校から大学までの教育で超えている

大学時のカナダ交換留学1年間 —2000時間 (全て英語で授業+生活も半分英語)

中国で仕事半年間 —480時間 (仕事の半分が英語)

大学院アメリカ留学1年間 —2000時間(全て英語で授業+生活も半分英語)

2つ目のハードル5000時間を、やっと超える。でもまだまだ仕事で英語は苦痛。

シンガポールで仕事1年間 —2600時間 (仕事の大半が英語+生活も英語)

10000時間に近づく。慣れた人とは問題ないが、新規対応や心の通じ合いでは、母国語との差が大きい。

ベトナムで仕事2年間 —3360時間 (仕事や生活の6割程度が英語)

10000時間を超えた。癖のあるアクセントや言い回しでも十分理解し、踏み込んだ対応ができてきた。

東京で英語が公用語の仕事3年間 —5760時間 (仕事の大半が英語)

15000時間を超えた。英語ネイティブの中で交渉を進めることにも理解不足や躊躇がなくなった。

やはり仕事を通じた成長がいちばん

単なる時間量で考えても、1日8時間働くとすると、圧倒的に人生の中で仕事が占める量は多い。また、責任を伴うため、緊張もするし、集中もする。できないことに対しては、努力し、即実践の場が設けられているようなものだ。実際、仕事で上手く英語が使えていないと、その環境下で成果が出ない。母国語ではできるのに、と悔しい思いもする。

その観点で、仕事を通じた学習がいちばん近道だと思う。それでは、具体的にいつ使うのか?

まず、相手を理解すること、つまりリスニングが極めて重要だと思う。ただ聞くだけではなく、アクティブリスニング、わからなければ質問も含めた積極的傾聴だ。周囲を見ていると、わからなくてもわかったふりをしすぎる傾向にあるのではないかと感じる。

スピーキングはビジョンや戦略を自分の言葉で語ろうとすると、練習するしかない。なんどもなんども良い言い回しを練習する。そして、ビデオに撮る。私は留学時のコミュニケーションクラスでビデオ録画を100回以上させられた。一言一句詰まらずに言えるようになるまで大げさではなく、本当にやり直しをさせられた。だが、結果的にこれが非常にためになった。

あとは、語彙を増やせばコミュニケーションをショートカットできるようになる。適切な語彙を得るには、適切なリソース(新聞や雑誌など)のリーディングがマストだ。

ライティングは、恐れずに言うと、4技能でいちばん上げやすい。なぜなら時間があるからだ。自分の品位を表す文章を書こうと思うと、推敲は必須となる。もちろん仕事上ではあまりに遅いとマイナスだが、一定の時間をかけられる。やっているうちに速くなり、文章も磨かれてくる。

10年もかかるのか、と思うか、10年やり続けようと思うかは、その人次第だが、今の世の中、浅い知識や情報のキュレーションであれば、機械がさっとやってしまうし、価値はほぼない。

どの分野で専門性を身に付けるのか、仕事でしっかり通用するレベルの専門性を身につけようとすれば、やはり1万時間の法則は納得感がある。

私も次の1万時間に向けて頑張っている。今は、手軽に学び始められるオンラインプラットフォームがたくさんあるので、語学をやっている方は、諦めないでせめて1万時間まで頑張ってみるのはどうだろうか。

私が使って良かったなと思ったのは、こちら。

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